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 紫外線対策は子供のときから-。皮膚の老化や皮膚がんの恐れなど紫外線の影響が問題になるなか、子供の日焼け防止が重要になりつつある。全体としては横ばい状態の日焼け防止グッズ市場だけに、クリームや日傘、帽子にとどまらず、シャツ、パンツなど子供用の製品開発が盛んになりそうだ。資生堂は、全国の小学校を中心に、子供たちに向けた紫外線対策教室「ジュニアプロジェクト」を月2回実施、啓蒙活動に力を入れている。(堀口葉子)

 真っ黒に日焼けした子供は健康の証、といったイメージは今や昔。室外で太陽光を浴びる機会が多い子供は、後年の皮膚がんや白内障発症のリスクを高めると懸念されるはじめている。

 日本小児皮膚科学会などが全国の小学校3000校(有効回答校1147校、06年11月15日~12月15日実施)を対象に行った調査によると、「小学校で何らかの紫外線対策を実施しているか」の質問に対し、「している」が56%、「していない」が44%で、まだ半数近くが対策なしの状態だ。東京慈恵会医科大学の上出良一・皮膚科学講座教授は「学校保健の中で、紫外線の害を指導してほしい」と学校の紫外線対策強化を求めている。

 気象庁が観測した、紫外線が人体へ及ぼす影響の度合いを示す「紅斑(こうはん)紫外線量」の推移をみると、札幌、つくば、那覇など各地で増加傾向が続いている。例えば札幌は97年の年平均が1・41だったが、06年は1・55を示している。

 世界保健機関(WHO)は紫外線を過度に浴びたことで、世界で年間6万6000人が皮膚がん(悪性黒色腫など)で死亡したという報告書を05年に発表。「今も毎年、200万~300万人ずつ皮膚がんにかかっている」(WHO健康開発総合センター)という。年齢別の発症データはないが、紫外線の影響が知られるようになったことで、子供の紫外線対策への関心が高まっている。

 資生堂ビューティーソリューション開発センター参事・薬学博士の林俊克さんは「生涯浴びる紫外線量の半分は18歳までに浴びるといわれている。つまり、18歳までに、いかにケアをしたかが大切」と話す。同社は現在、全国の小学校を中心に「ジュニアプロジェクト」を実施。子供や父母らを対象に、紫外線の肌への影響やその防止方法などを説明している。「まだ子供の紫外線対策は遅れている。まずは啓発活動を通してニーズをつかんでいく」方針だ。
出典:
FujiSankei Business i.


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